着物コーデ~紗に絽の長襦袢~




先日の
和のイベントに参加したときに
着ていきました
お着物になります




紗のお着物です
こちらのお着物は
頂きものなのですが
洗い張りをされていました
小柄な方でしたが
十分に生地があり
余裕をもって
お仕立てをする事が
出来ました

長襦袢は

絽の長襦袢になります

いつもは

紗のお着物と言えば

白色の長襦袢なのですが

この時は

麻の柄や

少し朱色が入った

長襦袢にし

着物から長襦袢が

見えるように

透け感を意識してみました

薄っすらと

見える

長襦袢の柄が

なかなか

良い感じに

見えませんか

袖口から覗く

長襦袢の柄も

可愛いです




この着方

実は
参考にさせて
頂いている
方が
いらっしゃいます

“上村松園”
と言う日本画家を
ご存知でしょうか?
<概要>
上村 松園(うえむら しょうえん、1875年〈明治8年〉4月23日 - 1949年〈昭和24年〉8月27日)は、日本画家。気品あふれる美人画を得意とした。1948年に女性として初めての文化勲章を受章。息子に日本画家の上村松篁[1]。
〜Wikipedia参照〜

たまたま
この方を
特集されている
テレビを見ていて
その中で
紗の着物の下に
柄が入った
長襦袢を
着ている絵があったんです
その絵を見たときに
凄く衝撃的と言うか
格好良く言えば
感銘を受けたというか…


それまで

お舞台に立たせていただくのに

どういう感じで

着物を着ればいいのか

いまいち

掴めず

ずぅっとモヤモヤ

していたのが

あの絵を見た瞬間

頭がクリアになって

スッキリしたのを

覚えています


私の構図としては
紗のお着物には
白色の長襦袢
という
図式が成り立ち
それ以外は
思いも付かなかったんです

なので
その絵を見たとき
自分の
頭の硬さや
思い込みに
もっと
柔軟に
たくさんの
可能性があるんだということを
発見?
させてくれた
絵となりました

なぜなら
洋装っぽく
着ることだけが
新しいのではなく
正統派の中にも
はっとさせられる
着方があるということを
改めて思い知ることができたのです

それは私のように
絵であったり
はたまた写真であるかもしれません
もしくは
誰かのオリジナルの
着方かもしれません
けれどそれは
悪いことではなく
新たな自分を
発見したような気になり
ますます
着物の奥深さを
知ることとなりました
私にとって
この方の絵は
とても斬新に見え
着物の幅を
広げさせてくれた
一枚となったのです
もちろん他の絵も素敵で
しなりとした構図や
女性ならではの
描(えが)き方を
知ることができ、
とても勉強になりました



この日は

とても楽しく

自分の納得できた

着姿で居ることができました

大好きな

コーデの一枚になりました



ちなみに

長襦袢の柄はこんな感じでした

お袖の写真です

↓↓


半衿と足袋は

水色のレースにしました






枚方市にある着物仕立て屋 鈴木和裁

鈴木和裁は大阪府枚方市で 長年に渡り着物のお仕立てやお直しを承っております。 一級和裁技能士による 繊細で細やかな技術で お客様に気持ちよく着て頂けるよう お仕立てしています。 また和裁を学びたい方には 私たちの培ってきた技術をお教えさせていただきます。

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